こんにちは。Ryuです。自己啓発系小説 喜多川泰さんの『スタートライン』読了しました。この本について書いていきますね。
とても瑞々しい読後感!気持ちが前向きに、人生をより面白く生きられるようになる、学びの意欲が高まる、本です。物語の至る所に、先人の珠玉の言葉がたくさん散りばめられた感動作。
夢に向かうエネルギーが欲しい、夢に向かって一歩を踏み出したい、情熱的に生きたい、と願う方にぜひ読んでほしい一冊です。
- 珠玉の言葉たち
- Live as if you die tomorrow. Learn as if you live forever. 明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい。
- 大人はいい。やりたいことに挑戦できる。
- 向かい風が強いのは前を向いて走ってる証拠や、胸張ってええ。
- 挑戦を選んだ人は人のせいにしない
- 自分のやりたいことに挑戦する勇気を持った人にとっては、未来には今自分が考えている以上に楽しいことであふれた毎日が待っている
- 自分の心にブレーキをかけてるのは自分自身だってことに気付いていない
- 学校を卒業してからが本当の勉強、だから今のうちに勉強を楽しめる人になれ!
- 夢は職業ではない
- 本気でやればなんだって面白い。そして、本気でやっているものの中にしか夢は湧いてこない。夢は自分の内側にしかない。
- 簡単に手に入るものは、簡単に役に立たなくなる
珠玉の言葉たち
Amazonの紹介文はこうです↓
将来に漠として不安を抱えながらも、やりたいこと、やるべきことを見つけられないまま勉学に勤しむ高校3年生の大祐。
東京からの転校生、真苗に、一瞬のうちに心を奪われた大祐は、彼女に誘われて、大きな夢を実現させている人たちの講演を聴くうちに、人生を真剣に考えるようになる。そして、ある日、ついに大祐は真苗に告白することを決意するが……。
多感な高校生のほのかな恋愛ストーリーのなかに、ちりばめられた著者の熱い想いが、読者に、夢に向かって一歩を踏み出すこと、計画ではなく情熱をもって行動し続ける勇気を与えずにはいない傑作自己啓発小説。
物語にのせて、勇気がわいてくる言葉がたくさんでてききます。そのいくつかを紹介します。
Live as if you die tomorrow. Learn as if you live forever. 明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい。
インド独立の父、マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)の言葉です。有名な言葉ですが、改めて読むと、やはりグッときますね。明日死んだも悔いのない生き方を毎日する。つまり、やりたいことへ向かって生きよう、ということ。そして、いくでも時間はあり未来はどんどん変わっていくのだから、常にしっかり学んでいこう。僕はそんな風に受け取りました。好きなことや興味あることをもっともっと積極的に学ぼうって気力が湧いてきました。自分に恥じない生き方を、行動をしていこうと心が凛となりました。座右の銘の一つにしたいと感じた言葉です。
これを書いている現在、僕は37歳。もう?!いやまだ37歳、いやいや今37歳というだけ。そこに“もう”も“まだ”もない。残りの人生でいえば、今がスタートライン。生き方や考え方や学び方や行動の仕方によって、未来はいくらでも面白くできる!とワクワクしました。
大人はいい。やりたいことに挑戦できる。
学生時代は行動力がなかった僕ですが、大人になった今、正確には、ゲシュタルト療法を受けた後から、随分やりたいことに純粋に興味を向け、一定挑戦できるようになりました(詳しくはプロフィール)。
挑戦した結果、何もかもよくなる、というわけではないですが、挑戦してみて初めて分かることがたくさんあります。そして今、子供に関わる仕事柄、あるいは、子育てする父親として、これを体現する大人で在りたい。
実際、専門職として働く仕事はそれなりに面白い。専門職として研鑽を積んでいくことも面白い。ゲシュタルト療法を受けて自分の枠を壊してからは、世の中はたくさんの面白い物やコトや人にあふれていて、そこから学ぶことで、自分の人生をより豊かにできると思える。こういう心躍る出会いはこれからもたくさんしたいですし、その中でこれはと感じたものはしっかりと消化し、血肉としていきたいです。
向かい風が強いのは前を向いて走ってる証拠や、胸張ってええ。
挑戦を選んだ人は人のせいにしない
自分のやりたいことに挑戦する勇気を持った人にとっては、未来には今自分が考えている以上に楽しいことであふれた毎日が待っている
自分の心にブレーキをかけてるのは自分自身だってことに気付いていない
やりたいことに挑戦する背中を押す言葉たち。やる気がでます!
挑戦すると、反対や反発にも出会います。それは現状をよりよくしようとして何か変化を起こそうとしているから。前に向かってなかったら反対や反発などにあまり出会わない。もちろん、反発などにあっても胸張ってどんどんいけ!って背中を押してくれます。
ただ、僕のおすすめは、かけられる言葉の中から、自分に必要そう、役立ちそうなものだけ取捨選択していくこと。反対意見の中から学べるものもあります。
ところで、挑戦する人は人のせいにはしませんね。責任を求めるのは、自分の在りようであり、選択や行動に、です。自分で自分の人生を切り拓いている感覚ですね。そうなると必然的に、責任は全て自分の行動や選択にかかってきます。人のせいにしていいことは何もありませんし、むしろそれは責任の放棄と言えます。
責任とは英語で言えば、responsibility
これを詳しくみてみるとresponse(応答)するability(能力)のこと。
つまり、 相手に対し、事柄に対し、 反射的に反応するのではなく、自分がどう応答するのは反応するのかを選ぶ能力のことです。
これは自分に責任があって“悪い”という評価をすることではありません。
その選択・行動を行ったのは紛れもなく自分であり、その結果も含めて自分で責任を引き受けることです。これができるようになると、よりよく、より自分が納得満足するためにはどうしたらいいのかを考えられるようになります。
同様に、ブレーキかけてるのも自分です。そういう選択をしているのは紛れもなく自分です。そのことに気付き、そのメリットデメリットも認識し、その上で、今後の自分としてはどうありたいからこそ、次はどういう基準で、どのような選択をするのか、を改めて選ぶことができます。
学校を卒業してからが本当の勉強、だから今のうちに勉強を楽しめる人になれ!
専門職として、資格を取得して現場に出て約10年。本当の勉強を痛感しています。
勉強して資格を取った専門家です。…で?仕事をしだしてからの方がたくさんの生のケースに出会います。座学や実習で学んできたことは活かせはしますが、それだけで答えはでませんし、満足な対応はできません。資格取得してその専門職に就くことは、プロとしてのスタートラインでしかありません。
今、学ぶことへの意欲が人生で一番高いです。学生の頃にもっと広く深く勉強しとけばよかったと思います。この本を読んでもっと勉強意欲が高まりました。そして、たくさん本を読んだり考えたり行動しています。
夢は職業ではない
ハッとしましたが、考えてみれば当たり前のことです。
幼い頃から「大きくなったら何になる?」「将来の夢は何?」と聞かれます。これに大人がどんな答えを期待してるかというと、警察官・サッカー選手・ケーキ屋さんetc と職業のことが出てきます。
僕は心理士になりたくて、勉強しました。いろいろありましたが、晴れて心理士になれました。ある意味、夢が、目標が叶ったとも言えます。…が、やりたいことが十分にやれているかというと微妙なところです。
僕で言えば、心理士という仕事を通してどんなことがしたかったのか?何を得たかったのか?そのやりたいこと、得たかったモノは、心理士という仕事を通じてやれてるか?得られているか?と問うことが大切です。
職業は夢を叶える手段の一つです。その職業に就いた後で、それによって叶えることができる何かが夢です。
あなたの夢は何ですか?
本気でやればなんだって面白い。そして、本気でやっているものの中にしか夢は湧いてこない。夢は自分の内側にしかない。
人生を面白くする秘訣みたいな言葉ですね。計算ではなく情熱をベースに、心がワクワクするか否かを行動基準にもっていると、夢が形成され、それにどんどん近づいていくのだろうと思います。
夢は何?に答えられなくても、どんなことに自分はわくわくするのか?心が動くのか?関心が強いのか?自らの心の動きに気付き、自分の進む道を自分の内側から見つけられるといいですね。というか、そういう方法以外で自分が本当に望む未来を手に入れられる方法があるのだろうか?と感じます。
相田みつをさんの「本気」という詩も参考になりますね。
なんでもいいから 本気でやってごらん 本気でやれば たのしいから 本気でやれば つかれないから つかれても つかれが さわやかだから
簡単に手に入るものは、簡単に役に立たなくなる
逆に言えば、簡単に手に入れられないものは、一度それを手に入れてしまえば、誰もがそれを求めてその人のもとに集まるようになる。
要は、小手先ではダメ、努力して本物の力を手に入れるべし!
“職人”という仕事に非常な憧れをもつ僕としては、専門家として仕事をする僕としては、とてもグッときた言葉です。
しっかり腕を磨いていこう。努力を継続しよう。と力が湧きました。人間、1カ月でもめちゃくちゃ努力したら、結構変わるといいます。その世界で、部門で、1位を取ろうと思ったら、そんな短期間では無理ですが、1カ月でも猛練習や猛勉強すれば、ましてや、半年も非常な努力を継続すれば、その分野でとりあえずやっていけるだけの力や知識が身につくといいます。少しずつ、1日1ミリでいいので、年単位の努力を継続していきたいところ。
そのためには、まず簡単にできることから取り入れ、習慣を少しずつ変えていくことが大切です。自分の行動を意識して自覚し、必要なものを取り入れ、不必要なものを除いていく。そうして積み上げていく毎日が、自分を作っていきます。ここは、と思った分野では、本物の力をつけていきます。
本の価値
最後に著者は、本の価値について語っています。
本の価値は、読んだ後に、何を成し遂げたかで来ます。心を動かされる本との出会いは最高のタイミングで訪れる。だからこそ、その本との出会いによって「一歩踏み出した」「新しいことを始めるきっかけになった」と言えるよう、実際に行動することも読書の一部です。
別の言い方もしています。
良い本と出合っても、自分が何もしなければ出会ってないのも同じだ。良い本と出合ったから今の自分がある、という状態を作らなければならない。そうした時に初めて、君にとって、その本の価値が決まる。大切なのは、自分が何をするか、だ。
百万の経典、日下の燈 という言葉もあります。いくら勉学を積んでも、実践に結び付かなければ、太陽の下に灯すロウソクのように、何にもならない。という意味です。
読んだ後の行動や、読んで何を学んで生活をどう変えたか?が読書の価値を決めるとはよく言いますが、まさに、価値ある本とは、自分の思考様式・考え方・マインドを書き換え、結果として、行動を変容していく。
僕はこの『スタートライン』を読んで、絶対一生勉強していこう、常に学んでいこう、「常に自分をアップデート(Gacktの言葉)」していこう、と決意しました。そう思う前から随分本を読むようになってましたが。
さらに、古くは世阿弥が「住することなきが花」と、立ち止まらず研鑽を続けることをよしとしていますね。
まとめ
この本を読んで、学びを形にしようと、学びのアウトプットの場を作ろうと決心しました。その一つの形がこのブログです。このブログ記事に仕上げる前に、ノートにメモし、メモした言葉について考えをまとめています。
このアウトプットが少しでも、読んだあなたのお役に立ちますように。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。ご感想、コメント下さい。感じたこと、考えたこと、学んだことなどを言葉にすることで学びは深まりますし、記憶も定着しやすくなりますよ。ではまた。
スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる』喜多川 泰
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自分らしく生きる、自分自身でいることをテーマにブログを書いてます。
自分を押し殺し、他人の価値観や意見ばかり気にする ❝いい子ちゃん❞ だった過去。自分のことが大嫌いでした。
そんな自分をなんとかしたいと心理学を学びプロの心理士として仕事をするも、自分嫌いは克服できずにいました。
そこへ、30代でゲシュタルト療法を受け、人生が180°変わりました。
自分が好きになり、
自分の意見や考えを軸に行動できるようになり、
やりたいことややってみたいことにも素直に食指をのばせるようになりました。
本もたくさん読むようになり、さまざまな考え方を柔軟に取り入れられるようになりました。
同じように悩んだことがある方や、今現在自分の生き方に悩む方へ。
あなたらしく生きる、あなた自身でいるための手掛かりやきっかけがみつかりますように、と僕の経験や学びを発信しています。
誰もが自分らしく生きられる世の中にする。
Ryuについてさらに詳しくは自己紹介を読んでくださいね。(↓ボックスのRyuをクリックすると自己紹介ページへとびます)
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