こんにちは。Ryuです。今日は、僕が実践している心身の整え方を少し紹介します。
今回は、すぐに使える呼吸法です。
自分がどんな風に呼吸しているか?意識したことはありますか?日常的に意識を向けることはありますか?読めば呼吸の仕方を変えることによって生活全体のパフォーマンスをあげる術を身に付けられます。
人間の生理的活動
生命活動維持のために、意識されることなく身体が行っている生理的活動にはいろいろなものがあります。
心臓は死ぬまで動きを止めません。心臓そのものを意識して止めたり動かしたりすることはできません。血液循環も同じです。
血液ほど感じることはできませんが、リンパ液も常に循環しています。リンパマッサージはとても効きますよ。
新陳代謝も活発です。傷は時間とともに身体が修復するため、癒えていきます。
食べ物を取り込むと、全自動で消化吸収が行われます。この流れを意識的に止めることはできません。
呼吸もそうした生理的活動の一つです。
呼吸はコントロールできる生理的活動
呼吸は、生きることに欠かせない生理的活動として、意識無意識に限らず、休むことなく続けられています。
息を引き取る、という表現があるように、呼吸が終わることは死を意味します。
生きるために欠かせないものには、食べ物、水、塩など多々ありますが、中でも一番必要なのは、空気であり、それを取り込む呼吸です。塩と水がないと数日で命を落とすといわれますが、空気がないと、呼吸できないと、ものの数分で命を落とします。それほど大切なのが、空気であり、呼吸です。
先ほど言ったように、人間には無意識的に行われる様々な生理的活動がたくさんありますが、その中でも、呼吸は唯一コントロールできる生理的活動といわれます(まぁ瞬きなんかも意識を向ければ一定コントロールできますが。)。
ちょっと息を止めることができます。ゆっくり息を吸い込む・吐くこともできます。呼吸を意識的に速めることもできます。吸う吸う吸う、と限界まで吸うことを繰り返したり、反対に、限界まで吐くことを繰り返すこともできます。
この呼吸を意識してコントロールすることは、心身を整えることに役立ちます。
有名なものに、長距離走のための呼吸法(ex.2回吸って2回吐く)やラマーズ法(2回吸って、1回長く吐く)など、その用途によって確立された呼吸法というものもありますよね。
呼吸法の実践で得たもの
呼吸法の実践で得たもの
それは、心の落ち着きと、身体の回復力です。
僕は、いくつかの呼吸法を実践しているおかげで、随分と、心を落ち着けることができたり、忙しい中でも疲れをためないようにできたりしています。
呼吸は、心ともつながっていますし、身体ともつながっています。ですので、呼吸を整えることは、心と身体の両方を整えることに寄与します。
呼吸法のいい点は、いつでもどこでも、意識さえすればできる点です。体を動かす必要もなく、横になりながらでもできます。歩きながらでもできます。慣れれば、本を読みながらでもできます。速読法などの一部では、呼吸法から始めるものもあります。
呼吸法にはその用途・目的によって、さまざまなものがあります。もうこれだけで一冊の本ができるくらいですし、様々な方がいろいろな方法を提唱しています。その中で、僕が実践しているものを紹介します。いずれもすぐに生活の中に取り入れられるものなので、ぜひやってみて下さい。
呼吸法
では、ここから僕が実践している呼吸法をいくつか紹介します。
深呼吸
は?いきなり深呼吸?そんなんできるわ!!って思った方。
日常でどの程度深呼吸してますか?どのくらい深く呼吸できてますか?深呼吸の正しい方法知ってますか?
深呼吸というと、ラジオ体操の最後でもあるように、大きく吸って大きく吐く、といわれてます。
が、実はこれ、間違ってます!!!!!
正しくは、まずしっかり吐く。肺の中の空気を吐き切る。これ、重要です!!
大事なポイントは、たくさん吸えるか、ではなく、いかに吐き切れるか、なのです。
息を吐き切ると、あとは、空っぽになった肺にどんどん空気が流れ込むように自然に吸うことができるのです。
吐く、吐く、吐く、これでもかと吐く。もう無理といったところで勝手に吸いだします。これでいいのです。
最初は意外に難しく感じるかもしれません。たかが呼吸、されど呼吸です。
でも大丈夫です。毎日少し意識してやっていけば、必ず深い呼吸ができるようになります。それができるようになると、心身の健康に寄与してくれます。
僕も、呼吸法を知って、実践し始めた頃、自分の呼吸がいかに浅いかということに気付いてびっくりしました。そして、深く吸えないのです。吐き切ることも簡単ではない。そして、いろいろ調べていくうちに、慢性的に体調のよくない人や病気の人の呼吸が総じて浅い傾向にあることも知りました。落ち着いて集中力のある人は結構な確率で何かしら呼吸を意識していることも知りました。ヨガや瞑想でも呼吸は大切な要素の一つです。
長息長命
この言葉と出会ったのも呼吸法を実践してからです。
つまり、長息(ながいき)は、長生きにつながるのです。
僕は、一呼吸を60秒でします。あくまで目安です。60秒じゃなくていいですので、なるべく一呼吸をゆ~~~~っくり時間をかけて行います。
吐き切り、ゆっくり吸い、7秒ほど息を止め、吸った時間の倍以上の時間をかけてゆ~っくり少しずつ吐きます。
吸う10数秒→ 止める7秒→ 吐く30~40秒 でやっています。
僕も最初は全部で30秒も無理でしたが、やってるうちに、ゆっくり吐くコツをつかんでできるようになりました。
呼吸をもってさらに健康に寄与したいなら、イメージを活用するとよいです。
吐くときに、身体の中の悪い物・マイナスのもの(あくまでイメージ)を息と一緒に吐き出すイメージで息をゆっくり吐きます。吸うときには、逆に、身体の外にあるきれいな空気・良い物・プラスのもの(あくまでイメージ)を取り入れるイメージで息を吸います。
このイメージを連動させた呼吸は、特に心を整えることに役立ちます。是非やってみて下さい。
ちなみに、僕が「長息長命」という言葉に出会ったのは、船瀬俊介さんの『3日食べなきゃ、7割治る ~病院で殺される前に~』という衝撃的なタイトルの本です。
タイトルから分かるように、呼吸法の本ではありません。断食をすすめる本です。断食以外の健康法の一つとして紹介されていました。ちなみに、健康のためには、断食や少食はめちゃくちゃ効果的です。ですが、今回は呼吸法の話なので、断食の話はまた今度。
断食や健康に興味のある方は、『3日食べなきゃ7割治る』の新装版や図解本もあるので、手に取ってみて下さい。人気あるんですね。
話が断食にそれてしまいました。ので、戻します。
眠るための呼吸法
昔は、寝付くのがあまりうまくありませんでした。が、この呼吸法を実践してから随分、軽減され、今は眠れないということがほとんどありません。
その呼吸法は、4-7-8呼吸法と言います。
【息を吐き切る(スタート時のみ)】→ 吸う(4秒)→ 息を止める(7秒)→ 息を吐く(8秒)
この繰り返しだけです。早ければ1分で眠気がやってきます。
ポイントは、最初は息を吐き切ることからスタートすること。腹式呼吸で行うこと(このゆっくりした間隔で呼吸すれば自然と腹式呼吸になります)。
心拍数が低下し、血中酸素濃度があがって、眠気がくるそうです。そんなことは知らなくても、とにかく眠くなりますので、夜眠れない方は試して下さい。
テレビか何かでかなり前に知って実践してましたが、調べてみると、世界的に有名な内科医アンドルー・ワイル氏が発案したものだそうです。これを知っただけでますます実践しがいがありますね(笑)
(このワイル博士、健康にかんする本をたくさん執筆されています!こちらからAmazonのワイル博士の本一覧に飛べます)
眠れない時だけでなく、強い緊張を和らげる効果があるので、何かの発表などで緊張でガチガチなってしまっている時などにもやってみて下さい。4-7-8呼吸法です。
ちなみに、最初は7秒止めて8秒かけて吐く、というのが長くて難しく感じるかもしれません。でも、長息をやっていると、8秒で吐き切ることが逆に難しく感じます(笑)たった8秒で!ものすごく速く吐かないと!って思うくらいです。それくらい今は長息ができるようになりました。あなたも必ずできます。今より長い時間をかけてゆっくりした呼吸ができるようになります。
ハイになるための呼吸法
おまけです(笑)ハイになるための呼吸法です。
あるワークショップでおまけ的に教わりました。
やり方は、今までの呼吸と逆で、短く速く呼吸する です。
講師曰く、「ドラッグなんか使わなくてもこれでタダですぐにハイになれるのに(笑)」(当時危険ドラッグが話題でした)
要するに、テンション上がってるときの呼吸の状態ですよね。逆に、テンションをあげるために呼吸を利用する、という感じです。気分を上げたいときは試してみて下さい。
まとめ
今回は、心身を整える方法として、呼吸法をいくつか紹介しました。いかがでしたでしょうか?
深呼吸、長息、寝るための呼吸は特に、日常に取り入れてみて下さいね。
余談ですが、あなたは、吸うのと吐くのと、どちらが楽ですか?どちらの方がやりやすいですか?
僕は、呼吸を意識した時に、どちらも苦手だと感じました(笑)どないもなりません(笑) あるゲシュタルト療法のワークショップで聞かれた質問でしたが、大半の人が吸う/吐くのどちらかが苦手、と言っていたのでびっくりした覚えがあります。
のちに、これは、自分の人との関わり方にもつながる気付きとなりました。それはまたいつか記事にしたいと思います。
この呼吸法を学ぶことで、あなたの生活が少しでもよくなりますように。
最後に、呼吸法については、たくさんの本やDVDも出ています(呼吸法の本一覧←Amazonに飛びます)。取り入れやすいものから手に取ってみるのもいいですね。きっとよい発見があり、人生のよき契機になると思います。
ではまた。
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自分らしく生きる、自分自身でいることをテーマにブログを書いてます。
自分を押し殺し、他人の価値観や意見ばかり気にする ❝いい子ちゃん❞ だった過去。自分のことが大嫌いでした。
そんな自分をなんとかしたいと心理学を学びプロの心理士として仕事をするも、自分嫌いは克服できずにいました。
そこへ、30代でゲシュタルト療法を受け、人生が180°変わりました。
自分が好きになり、
自分の意見や考えを軸に行動できるようになり、
やりたいことややってみたいことにも素直に食指をのばせるようになりました。
本もたくさん読むようになり、さまざまな考え方を柔軟に取り入れられるようになりました。
同じように悩んだことがある方や、今現在自分の生き方に悩む方へ。
あなたらしく生きる、あなた自身でいるための手掛かりやきっかけがみつかりますように、と僕の経験や学びを発信しています。
誰もが自分らしく生きられる世の中にする。
Ryuについてさらに詳しくは自己紹介を読んでくださいね。(↓ボックスのRyuをクリックすると自己紹介ページへとびます)
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